カナディアン・クラブ(Canadian Club)は、食料品店の見習いだったハイラム・ウォーカーが1856年デトロイト対岸のカナダの土地にハイラム・ウォーカー社を設立し、1858年にそれまでにない新しいタイプの軽くてライトな味わいをもとに作り上げたウイスキーです。

カナディアン・クラブは「クラブ・ウイスキー」として初めてアメリカへ輸出しました。1890年代には大変な人気を得ることになり、アメリカ政府は他のウイスキーと区別するため「カナディアン・クラブ」という名前になりました。

フルーティーで華やかな香りと、バランスの良い円熟した味わいが特徴で、ライ麦を主体としたフレーバードウイスキーと、とうもろこしを主体としたベースウイスキーを3：7ぐらいの比率でブレンドしています。

カナディアン・クラブは、カクテル「マンハッタン」のベースウイスキーとしても知られています。

分類

カナディアン・ウイスキー

タイプ

ブレンデッド

品種

トウモロコシ、ライ麦、大麦、酵母

原産国

カナダ

地区

オンタリオ

現在カナディアン・クラブが作られているウィンザーは、カナダは豊富な穀物の収穫があり､ウイスキー蒸留所の建設地として理想的な場所を選んだウォーカーはそこに、従業員の住宅を初め警察署や消防署まで整った一つの町を築き上げました。そこは、彼の名にちなんで、ウォーカービルと呼ばれています。