現オーナーのラルー・ビーズ・ルロワ氏、通称“マダム・ルロワ”が運営する「ドメーヌ・ルロワ」と、買い付けたワインを瓶詰めするネゴシアンである「メゾン・ルロワ」からなる、ブルゴーニュでも異彩を放つ名門。1868年にネゴシアンとして創業し、1942年には「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ（D.R.C）」の株式を取得し、共同経営者としても活躍しました。

ドメーヌ・ルロワはブルゴーニュの中でもいち早く、厳格な自然派農法である「ビオディナミ」を導入。通常では考えられないほどの低収量が貫かれていることも相まって、稀少なワインとなっています。ブルゴーニュで随一と賞賛されるテイスティング能力を持つマダム・ルロワが、1日50～100種ものテイスティングを行い瓶詰めされるワインの味わいは、まさにエレガンスそのものです。

ネゴシアンである「メゾン・ルロワ」のワインも、マダム・ルロワがテイスティングにより飲み頃を見極めてリリース。バックヴィンテージは、ブルゴーニュ最大規模の約200万本におよぶと言われています。

分類

赤ワイン、白ワイン

タイプ

ライト～フルボディ

品種

ピノ・ノワール、シャルドネなど

原産国

フランス

地方

ブルゴーニュ

地区

ブルゴーニュ各地

村

ブルゴーニュ各地

自社が所有する畑で栽培されるブドウを用いた「ドメーヌ・ルロワ」は、1本100万円以上で取り引きされる銘柄も珍しくありません。一方、他社から買い付けたワインを絶妙な熟成工程と出荷タイミングをもってリリースする「メゾン・ルロワ」には、1万円前後で購入できるものもあります。まだ認知度の低い隠れた名品も存在するので、ルロワの味を知りたければ、まずは「メゾン・ルロワ」を試してみるのがよいでしょう。