今回は、前回の「
リーデルとワイングラスの歴史」に続き、ワイン好きの誰もがご存じのグラスメーカー「リーデル」に関する特集の第二弾です!
今回は、メモ必須!ブックマーク必須!の誰かに教えたくなる「リーデルグラスとワインの組み合わせ」を中心にリーデルグラスの魅力を存分にお届けさせていただきたいと思います。
ワインのみならずウィスキーや日本酒に関しても触れさせていただいておりますので、ぜひ最後まで楽しんでください!
ワイングラスの今と昔
リーデル(REDEL)の歴史に関しては、前回の記事をぜひご覧ください!
今回は、ワイングラスの今と昔ということで、どのように変化してきたのかをリーデルグラスの種類と一緒にご紹介させていただきます。
まず、前回の記事でもお伝えしましたが、9代目クラウス・ヨゼフ・リーデルがブルゴーニュ・グラン・クリュを発明する1950年代まで、ワイン専用のグラスはこの世に存在しませんでした。
それまでは、汎用性のあるグラスで、主にクープ型(平たいワイングラス)が主流でした。ちなみに、かのマリー・アントワネットが愛用していたグラスもこのクープ型。
よく、「フルート型は泡がきれいに立ち上がる」「表面積が少ないため炭酸が飛びにくい」など言われていますが、実は、ここに今と昔を比較することができます。
まずは昔、王族や貴族には甘口なシャンパンが好まれる時代でした。クープ型で口の広いグラスにワインを注ぎ、庶民が口にする味気のないクッキーやパンなどを甘いシャンパンにつけて食べられていたという説もあります。何よりも見た目にも美しくマリー・アントワネットが愛用したのにも納得です。
首を反らすことなく唇をそっとつけるだけで飲めるその美しい所作から、今なお結婚式などの式典や乾杯のシャンパンでは、このクープ型グラスで振る舞うことがあります。
そして今、時代と共に辛口シャンパンが主流になると、口元が狭いフルートグラスが主流に変化します。これは、現代的な繊細な香りや泡を凝縮することができるためです。
そのシーンや時代に合わせてグラスの形状も変化する。
とても面白いですよね!
メモ必須!リーデルグラスとワインの組み合わせ
前述では、シャンパンを例にグラスとの組み合わせをお話しさせていただきました。ここからは、お待ちかねの「ワインとリーデルグラスの組み合わせ」をお届けさせていただきます。
お好きな品種や、グラスが見つかりましたら我々パスワークも大変嬉しく思います!それでは、代表的な3種をそれぞれご紹介させていただきます。
「リーデル・ファット・ア・マーノ」:シャンパーニュ
イタリア語で「手作り」を意味する「ファット・ア・マーノ」。
ヴェネチアンガラスの伝統技法と最新テクノロジーの融合で生まれた色彩豊かなブドウ品種別グラスシリーズです。カラフルなステムは、豊富なカラー展開があり、テーブルコーディネートをお楽しみいただけます。
香水として持ち歩きたくなるようなシャンパーニュの華やかな香りや、果実味をより一層楽しめるような設計になっており、近年販売されているシャンパーニュとは抜群の愛称のグラスです。筆者も愛用するグラスで、1つのグラスが出来上がるまでに25人以上の職人の手を経て調整される宝玉の一品です。ハンドメイドならではの「あなただけのシャンパーニュグラス」として手に入れてみてはいかがでしょうか。
「リーデル・ヴェリタス」:ピノ・ノワール
人気のブドウ品種で、ワイン別におすすめしたいグラスは数多くありますが、続いてご紹介するのは、コストパフォーマンスに優れたマシンメイドのリーデルグラスになります。様々なピノ・ノワールの飲み比べや日常利用していただきたいグラスです。
しかし、その見た目はハンドメイドと見違えるほど細く美しいステムは、プレートとの繋ぎ目も目立ちません。
2年以上のリサーチとシャトーとのテイスティングを繰り返し設計されたグラス。
垂直に立ち上がるリムのおかげで、香り・味わい、さらには見た目にもエレガントなワイングラスです。
ベースプレートには、ブドウ品種の刻印もあり、特別感を演出してくれます!
「リーデル・ワインウイングス」:シャルドネ
星の数ほどあるのではないかというくらい多くの種類が存在するシャルドネに合わせたいグラスをご紹介させていただきます。シャンパーニュでご紹介した「ファット・ア・マーノ」はもちろんですが、1つでも多くの種類を皆さまにお届けしたいので、ここではウイングスシリーズのシャルドネグラスをご紹介させていただきます。
フラットボトムという最新形状のウイングスシリーズ。空気との接触面は広くしながらも香りを逃さず鼻まで届けることのできるカーブを併せ持つグラスです。
これによってシャルドネのジューシーな香りと樽の香りまた、柔らかな酸味を楽しんでいただけます!
また、この種類はステムレスも存在しており、1つ1つにケースが付属するためピクニックや外出先でもグラスを持参しワインを楽しむことができます!ナチュールワインとの相性もいいのでぜひ試す価値のあるグラスです!
ワイン以外の飲み物とグラスの組み合わせ
ここまで、ワイングラスにこだわりを持って設計されるリーデルグラスが、ワインだけではないのはもうお気づきかもしれませんが、その通り。近年ではワイングラス以外にも、多くの酒種別グラスをリリースしております。
リーデル・オー・シリーズ
リーデル・オー・シリーズの中でもおすすめしたいのがビールグラスです。
この「オー・ビアー」というグラスは、なんと日本限定のグラスです。日本のビールメーカーが製造するきめ細かな泡と、モルトやホップの香りで最後の一口まで美味しく飲むことを目的に設計されております。口の広いジョッキなどのグラスは苦味が増すため同じビールでもこのグラスに注ぐだけでワンランク上のビールに大変身!
いつものビールが驚きの一杯になりますので、ぜひ体験してほしいグラスです。
エクストリーム<純米>
続いてご紹介するのは、日本酒用グラスです。
初めて製造されたのは、現在は廃盤になっている、リーデル・スーパーレジェーロ<大吟醸>。製造から約10年経ち、テイスティングを重ね、日本酒の繊細で幅の広い味幅から1種のグラスで対応するのが不可能であると英断したリーデルは<大吟醸>グラスを廃盤にし、純米を発表。10年にも及ぶ設計の賜物は、騙されたと思って飲んでみてください。笑
今までの日本酒の概念が覆ります。
リーデルを選ぶ理由
最後までお読みいただきありがとうございます。
RIEDELのグラスは、飲み物を優先し、グラスに注がれる飲み物に合わせて設計がされているため、他社のグラスとは一線を引いた立ち位置でグラスメーカーとして今なおトップランナーを走っています。
鉛問題などで職人の数も激減する中で、鉛を使用せずグラスを製造することに成功したRIEDELは、その安全性でも職人から愛され、人々からも愛され続ける所以かもしれません。
また、これらの製造方法やガラスの配分はRIEDEL社内でもごく僅かな人間のみが知るトップシークレットだと、元リーデルの方にもお話を伺うことができました。
お酒の買取のみならず、お酒を通して今後とも長くお付き合いをさせていただけましたらと考えております!
ぜひお客様の大切なワインやお酒のご売却の際は、「パ!っと買取 パスワーク」までお問合せください!